巣立ち [へんな京都案内]
日曜日、実家へ向かう前に買い物をしようとスーパーへ寄った時のことでした。
スーパーの建物の外側、駐車場に面しているところが何やら騒がしい…
よ~く見ると
あっツバメの巣が
見ていると、親鳥が駐車場横の広い草叢と巣を忙しそうに往復しています。
「おかーちゃんお腹へったー」
「ご飯ちょーだーーーい」
「おとーちゃーんこっちもはやくぅー」
そんな感じで、ピチュピチュ、ウギャウギャ鳴いております
みんな並んで、クチを一文字に閉じているのが可愛い
もうすぐ巣立ちかな…
ツバメといえば、思い出すことがあります。
20歳くらいのとき、河原町通りに面したお店の軒先で、小さな小さなツバメの雛が巣から落ちていました。
人通りも多く、踏まれてしまうかも…と心配で、その場を離れることができずにいると、一緒にいた男の子が肩車をしてあげる、と言ってくれたのです。
肩車をしてもらい、無事に雛を巣に返せてホッとしましたが、ふと気づくと周りには人だかりが出来ていて、恥ずかしいと二人でその場を逃げるように後にしました。
「野鳥の雛を触ると人のニオイが付いて、親鳥が世話をしない」という話をその後で知り、悪い事をしたのでは…と、ずっと気にしていたのですが、最近になって「鳥の嗅覚はそれほど発達していない」ということがわかり、ようやく罪の意識から解放されたのでした。
その時一緒にいた人(因みに、おとーちゃんではありません)の優しさと共に、記憶に深く刻まれた出来事でした。
素敵なお話ですね。なんだか心が温かくなりました。
巣から落ちた雛を心配して、離れることができなかった
サキヲさんがいたから、その男性も声をかけたのだと思います。人の優しさが繋がって小さな命を助けることができたのだと思います。
サキヲさんとその男性の行動力は素晴らしい事だと思いました。同じことができる人は少ないと思います。
by ポートス母さん (2020-05-28 17:01)
ツバメの巣、あちこちに見かけますね。
みんな無事に巣立ってほしいと私も通りすがりにいつも思っています。
昔の思い出も素敵です。もしかしておとーちゃん?と思いましたが、違ったか。
でもその若者もサキヲさんの気持ちと同じだったんでしょうね。
なんかドラマのシーンみたい。
そこからラブストーリーが始まる感じなんですが、現実はそうはならないですよね。
by simarisu (2020-05-28 18:02)
☆ポートス母さま☆
誤解を招く書き方をしてごめんなさい。
その時そばにいた男性は見ず知らずの人ではなく、その当時おつきあいをしていた人なんです。
とてもとても優しくて良い人で、6年か7年くらい仲良くしていたと思います。…若い頃の色褪せない思い出です♪
by サキヲ (2020-05-28 18:11)
☆simarisuさま☆
ツバメの雛は可愛いし、親の健気さにも胸を打たれます。
おとーちゃんに出会うのは、もっともっと後になってからだし、全くドラマチックでもなかったし(^^;)
ポートス母さんにもコメントしましたが、ラブストーリーを始めていた人との出来事でして…すみません。
ラブストーリーがハッピーエンドにならなかったのは、タイミングがズレたんでしょうね…若いってバカですね。
by サキヲ (2020-05-28 18:34)
「燕が巣をかける家は縁起がいい」とか「燕が低く飛ぶと雨になる」とか、燕に関わる言い伝えってよくありますよね。それだけ人とのかかわり合いが深い鳥なんでしょうね。
以前はよく燕が飛んでいるのを見て、そんな季節になったんだ、と思ったりしましたが、最近あまり見かけなくなって寂しいです。
サキヲさんの温かい思い出、ドラマの一場面のように目に浮かびました。優しい人との優しい思い出があるって素敵です。
by オリオン (2020-05-29 16:17)
☆オリオンさま☆
そうそう、燕の巣は縁起がいいと言いますよね。このスーパーも繁盛しているんでしょうか。
ここは駐車場のすぐ横に広い原っぱがあり、虫を捕獲するには最適のようで、親がひっきりなしに雛に餌を運んでいました。沢山いる雛も心なしかまるまると肥えているような…?
落ちた雛と巣を交互に見て困り果てている私を見て、人通りが多いのに肩車をしてくれた彼のことを本当に頼もしく感じたことを思い出しました。
by サキヲ (2020-05-29 17:59)