古道具屋さん、ふたたび [へんな京都案内]
前回訪れた古道具屋さんに気になるものがあったので買ってきました。
『北野おどり』で貰える、お皿。
我が家にも1つ黒色のがあるのですが、使い勝手がよいのでヘビロテで登場させていたところ…欠けちゃいました
昼休みに道具屋さんを覗いていた時、この色違いの2つを見つけたので買うことにしました。
店 主「北野おどりのお皿、集めてんの?」
サキヲ「そうじゃないんですけど、家で使ってるのが欠けたので…」
店 主「これとか団子の柄のやつ(都おどりの皿)とか、結構すぐ売れるねん」
サキヲ「へえ~、そうなんですかぁ」
店 主「ウチはこんな値段で売ってるけど、他所の店やと4~5倍の値段つけてるとこあるで」
サキヲ「ほんまにこの値段でいいんですかぁ?」
店 主「いやぁ、店の格っちゅーのがあるやろ。ウチはそんな店ちゃうし(笑)」
サキヲ「そんなことないですって~(爆)」
…と談笑しつつ、お店のおじさんは
前回と同じく、新聞紙で むぎゅ~っとして
もはやデフォルトのamazonの使用済み袋に入れて、渡してくれました。
「また来ま~す」「またおいで~」というのんびりした挨拶が似合う、ステキなお店。
また別の日。一見普通の家の軒先に、昼間だけ古道具を並べているところがあります。色々手に取って見ていると、とても気になるものを発見。
なんとも優しい色合いと可愛らしい形に惹かれました。
暖簾がかかっている入口(玄関)から首をつっこんで「すいませ~ん」と言うと、高い床のミセの間(懐かしい!)のガラス戸が開き、「はぁ~い」とおじいちゃんが現れました。
サキヲ「これください」
店 主「はいはい、ちょっと待ってや」
そして、おじいちゃんは
緩衝材で包んでセロハンテープで止めてくれました。いたって普通な包装なんですが、すごくマトモに見えてしまうのは何故かしら…
「そのままもらいます~」と言うと、おじいちゃんは「そこのやつ、好きなん持ってお帰り」と言います。
振り返ると、暖簾の横には笊に入った端切れの布?…と思ったら、手作りのティッシュケースでした。
シャツの形に縫われていて、なんとも可愛らしい
色々な柄がありましたが、家紋の柄をいただきました。
会社の周辺には魅力的なお店が沢山あるのですが、実は来月上旬には別のところに移転が決まっています。こうして昼の休憩中にふらっと散歩できるのも、あと少し…
移転先でも、新しい発見はできるでしょうか。
北野おどりと都おどりのお皿は私も重宝しています。鴨川おどりの緑のお皿もあります。古道具屋さんで売ってはるんですねえ。サキヲさん、もうすっかり常連さんですね。お仕事場が移転ですか。ちょっと残念ですね。でもまた新しい出会いがありますよ。私も楽しみにお待ちしています。
by simarisu (2020-11-18 14:30)
☆simarisuさま☆
都おどりのお皿は持っていますが、鴨川おどりは手拭いしか持っていません。お皿もあるんですね!
こういうお皿って、京都人にとって「モロゾフのプリン容器」みたいなもんなんでしょうかね。
移転先は、あまりお店などが無いんですよね…今より不便になるのは間違いないので、私の周囲では「残念」と言っている人が多いです。
by サキヲ (2020-11-19 13:40)
都おどり、鴨川おどり、北野おどり、それぞれお皿があるんですね、いいなぁ。
東京(東おどりなど)にはそういうのはないです…。
北野おどりのお皿、使いやすそうですね。下の器の色合い、素敵です♪
移転先でまた素敵な出会いがありますように!
私も楽しみにしています。
by オリオン (2020-11-19 14:35)
☆オリオンさま☆
その他にも「祇園をどり」「京をどり」というのがあるそうです。調べてみると「おどり」ではなく「をどり」と書くのが正しいようで…色々と知りませんでした。
今年はコロナの影響で、各花街のをどりは中止になったようです。会場ではお茶席があり、お皿にのったお菓子が出されるので、お皿をいただいて帰ります。これがちょうどいい大きさなんですよね~。
会社の周囲にお気に入りのお店が沢山あるので、移転は寂しいです…
by サキヲ (2020-11-24 13:34)