手抜きの日 [へんな京都案内]
仕事で疲れた、先日のことです。
おとーちゃんに「会議でお弁当が出るから、夕飯はいらない」と言われ、「ラッキー」 と喜んでいました。
さてさて、何を食べようかな会社の近くの気になるお店はどうかな~…なんて考えながら駅までの帰り道を歩きつつ…
たまごやさんの前を通りながら、店内を何気なくみると
おいしそうな「出汁巻き」が3つ並んでいました
お昼にはお弁当を売っている、たまごやさん「鶏卵問屋 中川幸商店」
とってもとっても可愛らしいおばあちゃんがお店番をされています。
いつも大人気のお弁当には出汁焼きがひとつ、必ず入っているのですが…
いつか出汁巻きだけをたくさん食べたいと思っていたのです。
早速、入店。
自分のと、おとーちゃんの夜食に、2つ注文しました。
おばあちゃんが、ゆっくり丁寧に包んでくれて、2つで360円でした。
大事に持って帰ったつもりが、ちょっと紙がくちゃくちゃになってしまいました(被せてあるだけなので)
中には、つやつや、ふっくらの出汁巻きがへぎに乗っていました。
昔、幼稚園へ行っていた頃くらいに、毎日のように母に連れられて買い物に行っていたことを思い出しました。
「ショッピングセンター」という名前の、小売店が集合しているようなところでしたが、その中のたまごやさんで母がよく立ち話をしていたこと、お店にはおじさんとおばさんがおられて、おじさんはいつもニコニコしながら出汁巻きを焼いていたこと、私はいつも卵の下に敷いてある「もみ殻」を指先で潰しながら母の立ち話が終わるのを待っていたこと…
何かそんな遠い昔の出来事を思い出させる、やさしい味でした。
その昔、いつもお母さんにくっついていた女の子はすっかり年齢をかさねて
ビールを飲みながら、大人の楽しみ方で出汁巻きを味わったのでした
2つ360円とは安いですね! それに美味しそう~♪
幼児だった頃のサキヲさんの思い出を読んで、私も子供のころのお使いを思い出しました。
小売店が何軒が集まっていて、お店の人とは顔見知りで、もみ殻の入った木箱に卵が並んでいて…。
母に「崩れるくらいやわらかい絹ごし」と頼まれてお豆腐屋さんに行くと、言う前にやわらかいお豆腐を選んでくれて…。
遠い昔のあれこれをいろいろ思い出し、懐かしいかったです。
by オリオン (2014-09-18 16:52)
出し巻き玉子大好物なので、写真に心奪われてしまいました。
美味しそう。それに2つで360円はやすい!!
そう、幼い時に食べた、こういうシンプルな食べ物って、
なぜか印象に残りやすいですよね。
大人になってそれを口にすると、一気に過去にタイムスリップした感じになって、昔の懐かしいことをたくさん思い出しますよね。
そして、自分が大人になった事に改めて
気付かされるんですよね。
by ポートス (2014-09-20 22:00)
☆オリオンさま☆
安いでしょ♪ 思わず「えっ?」って言ってしまったくらいです。
幼いころの買い物は、母にとっても私にとっても楽しみのひとつでした。たまごやさんと、和菓子やさんとは特に仲良しで、お店の中で座って世間話をする母を待っていたことを思い出します。
みんな顔見知りで、好みも覚えていてくれていて…
オリオンさんのお話に、私も懐かしい思いがしました。
☆ポートス母さま☆
幼い頃の味や思い出は、いつまでも鮮明に思い出されますよね。
自分がずいぶん大きくなり、両親が年老いたことに気づかされ、懐かしいような寂しいような気持ちになりました。
「たまごやさん」という響きも、もうあまり聞かなくなりました。このお店の素敵なおばあちゃんも元気で長生きして、このお店も長く続くことを願っていまし。
by サキヲ (2014-09-25 22:29)